添えるあなたの唇は夏の海



こどものままではいけないの?
あなたがその恐怖とわかちあうまで
とおいそらはきっとだれも咎めたりしない

ほんとは呼吸だって止まりそう
つかれたのは呼吸をすることだけどきみを愛することではない

きみとおなじ体感速度で生きたいんです
ちぎれてしまうよこの赤い糸

どうしようもなくくるしくてなみだがでるのです
アストロノートになっただれか
それってほんとうはうそなんでしょう
明日に飛び込めばきみは楽になれる?

ガラスでできたその指はいつだってやさしく傷つける

きみはその純潔をよごしてしまったんだ
枯れた花は愉快に朽ちる
蹴飛ばした墓標はだれのものだったか
しゃべらぬ姿はまさに死体
ひだりにぼくの知らない彼女がいる

またどうかきみにあえるようにぼくはねむる
絶えずそれはめぐりめぐってきみになる

遅すぎた夏

ぜんぶぜんぶうそなんです

世界が恐れた限界を飲み込んでそこから飛び降りる
相対性理論少年と次世代進化少女は夢を見る

ビルから飛び降りる数億の眼と目が合うのを恐れた

その幸せ、人工的につき
青が襲う白昼
白を纏う熱帯夜

溶ける瞼は花のよう
添えるあなたの唇は夏の海
ごぽりごぽりと地球の酸素がなくなっていく

そうしてほら吹き野郎は涙ながらにうそぶくのでした

おわりはちかい