おねがいのつづき





つまりきみを構成している

ひややかふゆのあたたかきみの
息がかかるほどの
あれこれめぐるあちこちみえる

やさしい幽霊
真綿のベッド

檸檬の指先
黒が祈る
飲み込め邪悪ごと
肺を満たすは炎

どうしたってあなたの指先を探すことができない
おまえの好きなように
十八の夜が冷たい

ううんと静かな狭間にて

さきには逝かぬ

柚子の子
冬の朝のような、そんな人
そのまま生きて
影がきっと誘う

ずっととおくの砂のきみ
白い枝のようなその指を離したくなかった
梅の下

おねがいのつづき

そうして冷たいお前を離せずにいる

十九の白む朝
足先そろえてくちづける
おもちゃみたいと笑ってた

あなたを追いかけて、あなたの色を身につける
もうずっと眠っているね

おおぐちあけて!
恐怖も愛しくなってくる
布団を愛せ

深爪した指が情けないくらい痛んだのだ

もうどうにもならないきみだから
ぼくだってままならないんだもの
ゆるしてほしいよおねがいだから

かなしみロールケーキ
いとしさショートケーキ
みつめてシフォンケーキ

私ネットワーク
あなたとわたしの無線LAN
心だけはつながっている

冬のすきま
孤独と春がやってくる